ホームページとメールマガジンを担当してくれているMofindaのバリ島買付け日記です。
一緒に旅すると旅が楽しくなる人っていますよね。Mofindaはまさにそのタイプ。この人と旅すると何が飛び出すか?ととても楽しいのです。
では、ご一緒に旅した気分でお楽しみ下さい!(店長山口)

(スタッフ紹介Mofinda) ホームページとメールマガジン担当。エスニックな着こなしが得意で、今回バリ島の買付けも担当してくれました。「ぽけっと」の縁の下の力持ち的存在です。
(スタッフ紹介Mofinda)
ホームページとメールマガジン担当。エスニックな着こなしが得意で、今回バリ島の買付けも担当してくれました。「ぽけっと」の縁の下の力持ち的存在です。

《バリ島交通事情編》

最近バリ島は全体的に車が増加していて、道路整備が全く追いついていない状態。
今回はバリ島の中でもウブドに近いエリアで買い付けた物が多いのですが、ウブド中心は観光客+お祭りの規制+慢性化している渋滞。
で、道路はエライことになってました。

でも、そこは癒しの島バリ。
メインストリートからちょっと外れるといきなり、「えっここが同じエリア?」と驚くほどノスタルジーを感じる風景に出会えます。
放し飼いになっている鶏が目の前を走り抜けるなんてことが、当たり前の雰囲気です。

買い物に疲れたら、脇道にそれて一息つく。ってのが、私のお薦めウブドスタイルです。

《バリお買い物ビックリ店員編》
お買い物の時に出会ったビックリ店員さんをご紹介。

今回の旅の途中、私はちょっとポカをやらかして、自分のcanonのデジカメの予備電池と充電器を無くしてました。
そんな時、ウブドのメインストリートからは若干外れたところにある、中型スーパーでのこと。

レジの側に、電気製品コーナーがありました。
よく日本でもレジの側にサービスカウンターがありますけど、ちょうどそれくらいの大きさのコーナーで、もちろんショーウィンドウには大した物が並んでいません。

ところが、同行してた私のダンナが、何を思ったか、カウンターの内側で暇そうにしている若い男性の店員さんに、デジカメの電池がないかと聞いたんです。

まず、ダンナのデジカメを見せると、その電池ならあるといいます。
驚いて、次に私のデジカメ用の電池も見せると、カウンター脇の引き出しをごそごそ引っかき回して、なんと純正品を出してくるじゃないですか!!
まず意外な品揃えにビックリです。

調子に乗った旦那が、次に充電器はないかと聞くと、店員さんは自信たっぷりに「ある」と言い放って、見事にキャノン純正の充電器を出してきました。
ただ、値段は完全に日本で買う時の定価です。

「旅行先でこの出費は痛いなぁ。」純正品でなければ、もっと安い物があることを知っていた私が、難しい表情をしていることに、店員さん気づいたようです。
やっぱり高いよね。という表情で私を見ると、また引き出しとカウンターをごそごそやり出しました。

次に出してきたのは、アジアの知らないメーカー製の充電器。リチウム電池用のマルチユースタイプです。
値段も、日本で同種の製品をディスカウントショップで購入するのと同じくらいで、納得できるものでした。
(この時は、次々に意外な商品が登場したショックで、値切ろうという発想は一切浮かびませんでした。)

これ、ホントに使えるなら欲しい!と伝えると店員さんはさっと箱を空け、テストしようとしたのですが、取り出された商品を見て、全員即座に気づきました。
電池スペースが小さすぎる。私のデジカメの電池より、明らかに縦が小さい!他のチャージャーは探せど無い。
で、通常ならそこで、残念だったね~。となりますね。日本なら絶対そうなります。

ところが、バリの店員さんは私たちに、「電池スペースの一部をカットして、あんたの電池が入るようにしてあげる」って言うじゃないですか。
そんなこと出来るのか??と半信半疑で尋ねると、買ってくれるなら問題ない。簡単だ、と自信満々です。
それなら、やってくれ、とこっちも勢いで言ったんですが、どんな立派な工具で加工するのかと思いきや、カッター1本。
おもむろにライターであぶって、加工開始。
あぶってはプラスチックを溶かし切る、を繰り返し、5分ほどで、斜めにならなんとか電池が入るところまで、スペースが広がりました。
その状態で、実際充電が可能かテスト。
バッテリーの充電ランプが付くと、「ほらね、出来たでしょ。」的な満面の笑み&ドヤ顔。
冷静に考えれば接触不良による火事とかが怖いわけですが、その時は彼の商魂と努力に軽く感動して、喜んで商談成立。

おかげで、旅の最後まで、充電してカメラを使い続けることができました。(今でも使ってます。)
でも、日本なら絶対にないなぁ~。と少々無様に端の溶けた充電器を見る度に、あの店員さんの笑顔を思い出すわけです。